クラファン活動報告⑮書籍タイトル決定の「舞台裏」その3
書籍タイトル決定の「舞台裏」その3
皆さん、おはようございます。暖かいメッセージやご支援に心から感謝しています。ありがとうございます。
■心に焼き印する
当社はカタカナ・ビジネス用語を使わず、日本語で表現することにこだわってきました。しかし、数年前からあえて「ブランディング」を使い始めたと昨日述べました。企業社会の中で市民権を得ているからです。
ブランドの語源を示し、当社独自の解釈でブランディングを日本語で解説することで、広報・PRの本質、いや経営の本質が伝わるとの感触を得ました。心に「刺さる」と確信めいた感覚がありました。
ブランドの語源はノルド語の「Brandr(ブランドル)」で家畜の焼き印を意味します。欧州の酪農家たちは自分の家畜と隣の酪農家の家畜とを識別するために焼き印したと言います。
当社は、企業の文脈で「企業ブランディング」に日本語で独自の解釈を与えました。それは次のとおりです。
・自社の魅力を相手の心に焼き印する。
■「舞台裏」こそ魅力の宝庫
ブランディングを多用する前から、当社が定番で使っていた独特な表現があります。
企業が発信する公式情報は2種類に分けられる。それは「表舞台」と「舞台裏」の情報、というものです。
企業経営の「舞台裏」は数多くの魅力にあふれています。魅力の源泉であるし、宝庫ともいえます。「舞台裏」とブランディング。この二つが広報の本質を伝えるうえでのキーワードだ、と気付きました。
■選ばれ続けるために
さらに広報の目的を一言で表現すると、選ばれ続けることです。報道関係者だけではなく、自社を取り巻く全ての関係者(社員、顧客、取引先・パートナー、株主、地域社会など)から選ばれ続けることで、企業は成長するし、存続できます。
選ばれ続けるためには自社の魅力を根気よく伝え続けるしかありません。選ばれ続けるためには、まず数ある選択肢の中から選ばれなけばなりません。
■書籍の根幹をなす三つのキーワード
こうして、書籍のキーワードが決まりました。
舞台裏 × ブランディング × 選ばれる
当初、私が考え出版社に提案していたタイトルは「舞台裏ブランディング」という造語でした。いくつかの案を出していたのですが、当時の出版社から示されたタイトルが「選ばれるブランディング・選ばれないブランディング」でした。このタイトルを見た瞬間、「これで行こう!」と心に決めました。
ちなみにこの時の出版社はセルバ出版ではありません。2021年3月、「ブランディングの本を書いてほしい」と連絡してくれた出版社です。途中で音信不通になってしまい、出版社をセルバ出版に切り替えざるを得ませんでしたが、今も最初に声を掛けてくれ、書籍タイトルを示してくれた人物には感謝しています。
タイトルが決まった後、タイトルに沿った内容へ文章表現を変えたり、新たに盛り込んだりしていったのでした。