【ポッドキャスト #43】番組初となるゲストが登場/広報センスが光る実例が面白い!

採用広報動画サービス「リクライブ」の二宮翔平編集長がゲストとして出演。
広報センスの「塊」といえる人。当番組を始める「きっかけ」であり、「名付け親」でもあります。
採用の前に取り組むべき、組織文化の言語化とは? 実例として社労士事務所での挑戦も示唆に富んでいます。

音声(番組)は以下より聴取できます。
・ポッドキャスト:#43
・Spotify:#43

以下のとおり、要約しました。

番組開始の背景

◆番組開始のきっかけ
・二宮氏の提案が発端。昨年11月に初(リアル)対面・議論し、12月に番組開始
・『広報オタ倶楽部』命名も二宮氏提案で決定

◆相互影響
・荒木:二宮氏の「センス」を高く評価、採用広報としての実践を早期に指摘
・二宮氏:荒木の助言で自らの活動を「広報」と再定義し、表現の幅が拡大
     (採用広報コンテンツ、ポッドキャスト『東京広報大学』など)

リクライブの現状・提供価値

◆組織・体制
NKインターナショナル内の一事業として5年前に発足
責任者:二ノ宮氏、支援企業約250社

◆提供サービス(3本柱)
・採用動画
・音声メディア(ポッドキャスト)
・採用サイト・コーポレートサイト
 補足:SNS運用は「本質ではない」として原則支援対象外

◆根本思想・目的
・採用を通じて経済を健全化(働く人が中心)
・企業は「嘘をつかないリアルな情報発信」を継続
・候補者は主体的に情報を収集し、価値観の合う職場を選ぶ
・多様性の表層的スローガンよりも「同じ目線で働くチーム形成」を重視

◆経営と文化醸成への拡張
・採用広報の前段として、経営者主導で理念や方針を言語化し社内に浸透
・2年前から「経営者中心の社内向けポッドキャスト事業」を推進
・目的:社内文化の明確化・共有(インターナル・コミュニケーションの強化)

広報観点での考察(番組内の合意)
◆社内広報の重要性
・社内報・経営メッセージの継続発信が組織の基盤
・コミュニケーション断絶(不全)は重大リスク(不正・事故の温床)

◆実務原則
・経営者の思想を言語化し、反復して伝達
・社員同士の相互理解を促進
・採用広報は社内整流化(文化・価値観の共有)の上に成り立つ

事例共有:社会保険労務士法人エフピオの採用広報

◆課題認識
・制度解説の社内制作動画(社員アナウンス+スライド)が高負荷の割に届かない
・輪番での出演負荷、社員の出演消極性

◆企画方針
・「誰が出ても成り立つ」仕組みに転換し、キャラクターに語らせる
・情報到達性と継続可能性を両立

◆制作アプローチ
・採用サイト刷新と連動し、公式キャラクター群を開発
 (例:「エフピオ」に由来する「ふっぴー」)
・外注方針:AI(人工知能)生成は使わず、トップクラスのイラストレーターと専門制作会社(NHKの着ぐるみ制作会社)に発注

◆成果・学び
・トーン&マナーの統一により、継続制作・拡張が容易に
・出演負荷の構造問題を解消し、情報の面白さ・視認性を向上
・採用サイト全体で世界観を一貫させ、ブランド想起を強化

以上

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