【アンケート調査結果】オンライン・ワークショップ「広報媒体作成の作り方と使い方」の参加者アンケート

◆本アンケート調査について

本アンケート調査は、当社主催のオンライン・ワークショップ「広報媒体作成の作り方と使い方」(毎週水曜日開催)の参加者に対して実施した。今回の結果は、2021年1月1日〜3月末日までの調査結果である。

◆総評

◆ワークショップの内容について

当ワークショップは、プレスリリース編(所要時間4時間/隔週)、ニュースレター編(同4時間/月1回)、ファクトブック編(同3時間/月1回)の三つで構成した。講義時間は50分、その後5分の質疑応答と5分の休憩をはさみ、行った。受講環境でマイクをオンにできない参加者もいたので、参加者の意見を取り入れ、チャットでの質問も受け付けた。

ワークショップで使用したレジュメはアンケートページからダウンロードできる。プレスリリース編は145ページ、ニュースレター編は224ページ、ファクトブック編は136ページ。

広報PRに関する書籍を読む機会はあるが、それだけではなかなか実践では生かせない。現状、日本では大学でも社会でも、広報PRをしっかり勉強する機会はあまりにも少ない。参加者の所属企業のほとんどが、配信事業者のサービスを利用して、熱心にプレスリリースを配信している。しかし、記者たちと直接コミュニケーションする機会には恵まれていない課題がうかがえた。プレスリリースを記者クラブに投函している企業もほぼ皆無だった。当ワークショップのプレスリリース編では、記者クラブに関してもかなり詳しく説明した。

内容については満足度も高く(「参加して良かった」%)、自由回答では「無償でここまで教えてくれるとはありがたい」などの感想も少なくなかった。

◆ファシリテーターについて

ワークショップ全体として、講師兼ファシリテーターからの一方通行とならないよう意識したプログラムを構成した。特にプレスリリース編では、演習として課題を事前に提示し、できる範囲で取り組むよう求めた(注:課題提出は参加条件でなない/ワークショップでより多くのことを吸収できる準備との位置付け)。

課題内容は、ある会社の資料を送り、プレスリリースの基本要素である「5W3HYTT」に整理する。当日朝、実際のプレスリリースを送り、講義中にプレスリリース、そのリリースがもとになった記事3本を参加者で輪読した。プレスリリースを記者クラブに投函することでどう報道されたのかを確認し合った。

ニュースレター編では、文章の書き方の重要性を説いた。文章の専門家に敬意を表し、その知見を受け継げるように『記者ハンドブック』(共同通信社刊)を基準とすることを推奨した。実際に「校正テスト」をワークショップ中に参加者に取り組んでもらい、校正の一端に触れる場を設けた。

ファシリテーターに関するアンケート結果は「分かりやすかった」が85.3%と、概ね満足だったようだ。

◆開催時間について

プレスリリース編は2020年秋から始めた。当初は1回1時間全5回、5週間をかけていた。毎週課題も出していた。途中での離脱者が多かったこともあり、現在の形式に変更した。4時間は明らかに長丁場だ。事実、「長すぎた」「どちらかといえば、長すぎた」を合わせると41.2%に上った。ただ、途中退室を認め何度参加しても構わないことを伝えたこともあってか、「適切だった」が5割を超えた。

今後のアンケート結果を注視しながら、開催時間については最適な所要時間を探っていきたい。

◆参加者の声

繰り返し講義してくださるため、途中参加、途中退室が可能なことがとても有難いです。

急な参加にも関わらずご対応いただきまして誠にありがとうございました。また何かございましたらご相談させてください。上の問の補足です。業務的なところから言うと長いなと感じましたが、内容としてはこれくらいの長さで適切に配分いただいていたかと思います。ありがとうございました。

非常に勉強になりました。ありがとうございました。

昨日はありがとうございました。セミナーを受け、ファクトブック作るぞ!と、いまはやる気に満ち溢れています。おそらく取り組み始めると大変すぎて心が折れるのだろう…という想像も同時にしています。ぜひeラーニングにも登録して勉強したいと思います。

個人事業立ち上げを目指しています。 これからの取り組みに大変参考になる内容でした。 ありがとうございました。

とても分かり易く、ご説明頂きありがとうございます。 途中退出してしまい大変失礼致しました。 e-learning、ぜひ活用させて頂きたいです。

◆参加された皆さんへ

ワークショップ 参加者各位

 このたびは平日の勤務時間中にもかかわらず、4時間にわたるワークショップにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

 

                                講師・ファシリテーター   荒木 洋二  

   
 

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