セミナーレポート 美容鍼灸院のための広報セミナー全3回が終了

当社代表・荒木洋二が講師として登壇した「美容鍼灸大学 鍼灸院集客ゼミ 鍼灸院のための広報セミナー」(主催:一般社団法人日本鍼灸協会)。記者クラブとニュースルーム の活用術について解説した同セミナーが終了した。第1回(4月7日)、第2回(5月12日)、第3回(6月9日)と3回にわたりオンラインで開催、全国各地から美容鍼灸院の院長や広報担当者が集った。

◆情報発信に強い意欲を持つ鍼灸院が参加

同セミナー開催は、主催者である日本鍼灸協会理事・月岡秀彰氏の尽力あってのことだ。月岡氏のプロフィールはオンリーストーリーの記事が詳しい。もともとテレビ番組の企画・制作に関わる会社を経営していたこともあり、テレビ報道を中心に広報やパブリシティに造詣が深い。代表の荒木とは決裁者マッチングプラットフォームを提供するオンリーストーリーで出会い、意気投合し今回のセミナー企画で合意した。
月岡氏の影響もあるのだろうが、参加者全員が広報や情報発信に対する強い意欲を持っていた。参加者の中には鍼灸院の広報担当者もいたから驚きだ。
司会は3回とも月岡氏が担当した。質疑応答の時間も含め、彼の働きかけや気遣いのおかげで円滑に運営され、3カ月にわたったセミナーも無事に終了できた。

◆記者クラブに始まり、ニュースルームの活用まで解説

同セミナー全体の総合タイトルとして「『記者クラブ』徹底活用術! 報道人脈ゼロからの広報戦略 〜ファンが集う『愛され治療院』となるために〜」と銘打った。 各回のテーマは次のとおりだ(下図参照)。

3回にわたったセミナーの各回テーマ

各回の内容を概観する。

◆[講義1]プレスリリースは記者クラブに投函せよ!

プレスリリースを書いた後、記者など報道関係者にどうやってリリースを届けるのか。無償や有償のさまざまなプレスリリース一斉配信事業者があるので、利用されていることが多い かもしれない。ただ、残念ながら配信事業者経由ではなかなかプレスリリースを記者に読んでもらえないのが現実だ。

では、どうしたらいいのか。

実はあまり知られていないが、日本には「記者クラブ」という制度がある。多くの記者たちが「記 者クラブ」にいる。大企業や公共機関などでは当たり前の広報活動して積極的に活用し、プレスリリースを投函している。「記者クラブ」を使うことで、より確実に記者たちの目に触れ、手に取ってもらい読んでもらえる確率が高まる。その結果として報道される確率も高まる。

第1回のセミナーでは「記者クラブ」の使い方を具体的に解説した。

◆第1回プログラム
・そもそもプレスリリースとは
・記者クラブって何?
・記者クラブ活用による報道事例
・記者クラブの利用方法
・治療院が利用すべき記者クラブとは
・番外編「みんなの経済新聞」活用術
・報道実績の知らせ方(著作権処理)

◆[講義2]取材案内とニュースレターを作って、記者クラブに投函せよ

プレスリリースとは、新たな取り組みを報道関係者に発表する資料だ。しかし、新たな取り組みがそう頻繁にあるわけではない。となると、せっかく「記者クラブ」の活用方法を知ったのに投函する機会が少なければ、報道関係者とほとんど接点を持てない。

では、どうしたらいいのか。

「記者クラブ」に投函できるのはプレスリリースだけではない。大企業などでは「ニュースレター」と呼ばれる広報紙を定期的に作成し、発行している。通常、新たな取り組み(=ニュース)でなければ、記者たちは関心を持たない。ただ、一工夫することでニュースレターを記者クラブに投函できるようになる。
もう一つ、「取材案内」を投函できる。自らが企画する体験会などのイベントを催す際に記者を取材誘致するための方法だ。あるいはプレス向け体験会を企画し、案内することもできる。

第2回のセミナーでは、ニュースレターや取材案内の作り方と使い方を解説した。

◆第2回プログラム
・そもそもニュースレターとは
・ニュースレターの作り方
・ニュースレターの使い方 ~記者クラブ活用による報道事例~
・取材案内とは?
・取材案内の作り方
・取材案内の使い方 ~記者クラブ活用による報道事例~
・プレスリリースと取材案内、ニュースレターの組み合わせ

[講義3]ニュースルーム徹底活用術

報道関係者にプレスリリースなどで熱心に情報を発信することで、報道されたとする。しかし、膨大な情報がリアルでもネットでも、あふれかえっている現状では、一過性の現象で終わることも少なくない。奇跡は起こらないし、魔法の杖もない。

では、どうしたらいいのか。

自ら伝えるしかない。報道関係者ばかりに意識を向けることで、自ら伝えるという行動を置き去りにしていないだろうか。治療院の利用者や地域の住民、さまざまな関係者たちのことを。「何」を「誰」に伝えればいいのか。どうやって伝えればいいのか。

今、米国から日本へと広がってきた新しい情報発信の手法がある。

広報専用ウェブサイト「ニュースルーム 」だ。

米国ではGAFAが、日本ではトヨタ自動車など先進的な企業が開設し、熱心に情報を発信している。「自ら伝える」という原点回帰へと時代は動いている。

第3回のセミナーでは、「ニュースルーム」について詳しく解説した。

◆第3回プログラム
・ニュースルームとは?
・ニュースルームの事例紹介
・何を伝えるのか?
・誰に伝えるのか?
・広報とは価値の「見える化」
・「見える化」とニュースルームに必要な機能とは?

第3回終了後の全体写真

同セミナー参加を機に、当社のeラーニング講座やワークショップの受講を申し込む参加者も複数いた。情報発信に非常に意欲的な鍼灸院のかたがたの今後の活躍に期待したい。半年後くらいにはニュースルームを積極活用する鍼灸院も現れるかもしれない。
月岡氏とは次も新たな企画を立てる方向で話し合いが始まっている。

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