Weekly Digest 企業ブランディングとは
企業社会ではブランド、ブランディングという用語が日常的に使われています。先日も若手経営者たちと交流する機会に恵まれ、この場でも「ブランディングする」という言葉が普通に飛び交っていました。どういう意味で使っているのか。会話を注意深く聞いていると、「認知度が上がること」「有名になること」「洗練されていると理解されること」「知る人ぞ知る企業(商品)」「高級商品」という意味が多いのではないかとみています。
ここで語源からブランドの正体を読み解いてみましょう。ブランドの語源は「家畜の焼き印」です。欧州の酪農家たちが、自分の家畜を識別するために焼き印をしたようです。
企業社会でいえば、どういうことなのか。ロゴマークにより他社と自社を瞬時に識別できます。そう考えると、ロゴマークをデザインすること、いわゆるビジュアル・アイデンティティとか、コーポレート・アイデンティティを策定することをブランディングと呼ぶことには一定の理解を示すことはできます。しかしながら、これでは本質からはずれていますし、本質が見えてきません。
では、企業ブランディングの本質とは何でしょうか。それは企業の魅力を相手の心に焼き印することです。魅力を心に刻むことです。ブランドが確立されている企業は、ステークホルダー(利害関係者)一人一人の頭に会社名やその会社の姿が記録されているだけでなく、心でしっかりとその会社の姿勢やビジョンに共感している状態です。これら共感の総和こそが企業ブランドの正体です。
魅力を焼き印するためには、まず自社の魅力とは何なのかを改めて洗い出すところから始めてみましょう。
先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。
11月21日(月) 荒木洋二のPRコラム
【過去の人気コラム】#66 企業の魅力を考察する(6)
11月24日(木) 聴くPRコラム
【過去の人気コラム】聴くコラム 企業の魅力を考察する(6)
11月25日(金) 広報人倶楽部プログラム
選ばれ続けるための「広報人倶楽部」 各プランのご紹介
11月25日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅱ.組織能力編」 みる・きく③広く速く情報を集める