画像アーカイブとしてのニュースルーム Appleのニュースルームから

みんなのNewsRoom活用術」では、各社のNewsRoomを紹介します。皆さんのニュースルーム運営で参考にしてください。

今回ご紹介するのは、Appleさんのニュースルームです。

1月12日にこんなタイトルの記事が掲載されました。

Shot on iPhone 12 : iPhone 12で撮影した写真、ポートレート、街の風景、夜空など

ニュースルームでは、プレスリリースなどのテキスト情報だけでなく、画像や動画の情報も発信、蓄積することができます。今回のAppleさんの記事は、製品そのものの画像ではなく、iPhone12で撮影した画像を掲載することで製品の優位性をアピールしています。数値で優位性を語ることも大事です。しかし、直感的には視覚に訴えた方が即効性はありますし、強く記憶に残ります。

トヨタ自動車さんのニュースルームでは、記事にひも付く形で画像や動画をアーカイブしています。広報PRの現場での体験談として、広報担当者と記者の間で高画質の画像のやり取りで苦労することはよく知られています。トヨタさんのニュースルームには、低解像度と高解像度の2種類の画像がアップされていますので、報道関係者はすぐに必要な画像をダウンロードできます。報道関係者からすると、記事として活用する際に従来と比較して格段に使い勝手がいいのです。しかも一つの記事に対して、多数の画像や動画、PDF資料がアップされていますので、記者は画像を自由に選ぶことができます。
記事にひも付いているだけでなく、「動画・画像DL」というカテゴリーがあります。「個人的かつ非営利目的」であれば、誰でもお気に入りの画像をダウンロードして利用することができます。報道機関だけでなく、ファンがSNSなどで発信することで口コミにつなげられます。
自社で運営するニュースルームに同様の機能を搭載すれば、報道関係者や自社のファンにとって使い勝手がいいので、ストレス少なくスムーズに報道や口コミにもつながるでしょう。

皆さんも、参考にしてはいかがでしょうか。

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