「この世から情報格差や差別をなくしたい」を理念として「この世から情報格差や差別をなくしたい」を理念としてIT全般に関する困り事を「作る側の視点」で解決、さらに自身の経験を生かして発達障害や障害者に対して総合的に独立を支援 

第4回  広報人インタビュー
「ITの万事屋(よろずや)」としての活動や発達障害や障害者、外国人の独立・婚活支援コミュニテイ「義経ITクラブ」を運営する森山義章さん

「ITの万事屋(よろずや)」のような形態で、さまざまな媒体・分野においてアドバイス

荒木:森山さんに、どのようなことを相談したらいいでしょうか。また、どのようなことを解決してくれるのでしょうか。

森山:一言でいうと、僕はITに関する困り事を解決します。IT関係ならSNS(Facebook、Twitter、Instagram、TikTok)、YouTubeやホームページ、ブログ、電子書籍、Podcast、ホンマルラジオなど、どのようなジャンルでも大丈夫です。

荒木:使い方や構築の仕方などを含めてということでしょうか。そのために提供しているサービスなどがありましたら、主要のサービスを教えてください。

森山:はい、一つ目は「ITの万事屋」のような形態(ITコンサルトやパソコンサポート・修理、ホームページ作成、システム開発、出版プロデュース、ラジオの開局プロデュース、番組のプロデュースなど)で活動しています。IT総合プロデュースとして、いろいろな分野でアドバイスをしています。

最初は、そのような形態ではありませんでした。「義経ITクラブ」と称して開業し、始めたサービスはパソコン教室でした。

それ以外に「全自動集客機」を構築しています。「全自動集客機」とは、例えて言うならば呼吸しているだけで売り上げが上がる広告費ゼロのウェブ集客のことで、集客から営業まで完全自動化します。

Facebook、Twitter、Instagram、TikTok、ホームページ、ECサイト、ブログ、YouTube、LINE公式アカウント、メルマガ、プロライン、Kindle出版、Podcast、ホンマルラジオ、メタバース、コミュニティ、クラウドファンディングなどITの全ての媒体を集客の間口にして1年以内に売り上げを10倍以上にすることが可能です。商品や媒体によって個人差はありますが、2週間以内でアクセス数や売上が上がった事例もあります。

「媒体の型」理解に加えプログラミング習得 ヒアリングと現状の把握により「目指すところへ」いざなう

荒木:今や「ITの万事屋」としてさまざまな分野で活動されています。森山さんは「なぜ」そのようなことができるのですか。その理由を教えてください。

森山:そうですね、よく聞かれる質問があります。「森山さんって何屋さんなんですか」や「特に力入れているもの、武器はなんですか」ということです。僕は「新規事業請負人」だと思っています。さらに、マーケティングとブランディングの専門家でもあります。                                 

なぜ全ての媒体で解決できるかというと、僕はどんな物事にも型がある、と思っています。各媒体の型を理解して、その型をレクチャーできるんです。野球には野球の型があって、柔道には柔道の型があるようにですね。多くのコンサルティング事業者は、自分の成功したやり方を教えているだけなんです。それはインストラクションにすぎません。本来のコンサルタントとは、ヒアリングして、その人の現状を把握した上で、目的地(目指すところ)へいざなえることだと僕は思っています。僕の強みは、マーケティングとブランディングの専門家でもあり、さらにプログラミングも習得しています。

多くの人たちは使う側ですが僕は作る側の人間です。無から有を生成することも可能です。プログラミングを習得し、要素分解ができるようになったことで世界が変わりました。Googleやユーチューブなどのアルゴリズムが理解できるようになったことで、マーケティングを例に挙げれば、どの商品をどこに配置したら1位になるかが分かるようになりました。多くの人は専門分野に特化したサービスを提供しているので、木を見ることはできても森を見ることができません。僕の場合は、森という全体を見ることができます。なのでアドバイスやコンサルティングができ、さらにサービスによる成果を上げることが可能です。実際の例では、僕のコンサルティングを1時間受けた77歳のユーチューバーは、チャンネル登録者が1,200人から9,000人となり、動画の再生数は3万回から35万回に伸びました。70代へのコンサルティングはスキルが必要だと思っています。コンサルタントの中で70代に対してコンサルティングを経験したことがある人はほぼいません。僕は型が分かっているからそれができるんです。

荒木:その「型が分かる」ということは、プログラミングに関する知識が身に付いたから型が見えるのか、それとも本質的に必要なことを見極められる性質を持っていたのですか。プログラミングの理解に加えて何かしらがあったからこそ「型が分かる」という理解でいいでしょうか。

森山:おっしゃる通りです。プログラミングができることで問題点を改善できます。どこがエラーになっていて、何が問題なのか、すぐに理解し対応できます。プログラミングを習得していなければ、問題点に気付けないんです。僕はウェブ媒体を作る側の人間なんで、そこが大きな違いです。

荒木:作る側の視点から見ることができるから、どの媒体や他のツールに関しても、型によるさまざまな仕組みを理解できるということですね。

森山:そうですね。そのような理由でIT関係に関しては、どんな分野でも1位を取れると思っています。一つに特化して1位が取れることと、どんな分野でも1位が取れることは大きく異なることだと思います。

プログラミングの根幹部分を理解し、お客さんの「なぜか」との問いに論理的な返答 

荒木:最後の質問です。現在、IT関係全般で活躍されていますが、今後、目指す方向性や目標があれば教えてください

森山:はい。僕は現在、発達障害や障害者、外国人のための独立支援・婚活支援のコミュニティ「義経ITクラブ」を立ち上げています。現在、コミュニティのメンバーは190人です。ゆくゆくは発達障害や障害者のための独立や婚活の支援をしたいと考えています。なぜかというと、僕が33歳で大人の発達障害(高機能自閉症)と診断されたからです。発達障害と分かって、今後どうしていいか分からない中で、大阪障害者就業センターに行きました。そこは、就職と転職の支援だけで、独立支援がありませんでした。それから、いろいろ調べると、日本の現状では発達障害を持つ人が「働いて自分で生活していける状態」まで持っていくには、障害者雇用枠を利用して外資系で働くか、独立の二つしかありませんでした。

僕は独立を選ぶことに決め、それに対して独立支援を行うところがないか調べました。結果、東京に1カ所、僕と同じく当事者がプログラミングの育成を行っているところのみでした。僕はIT全般ができる強みや自身の経験を生かして、自分の得意分野や強みが分からない人に対してもトータルで支援したいと思っています。

荒木:きっと同じような苦しみや悩みを抱えている人がいるから、先駆者として作ったということですね。

森山:はい。現在、その活動を始めたところです。ゆくゆくは、発達障害とか障害者の施設や支援を行っているところに独立支援という立場で入って、根本的な仕組みを変えていきたいと思っています。

僕の経営理念は「この世から情報格差をなくしたい」「差別をなくしたい」と掲げていて、そのために活動しています。みんな平等に選択肢だけはあって、「やる・やらない」は自分次第というところまで、変えていきたいです。

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