当社「在宅ママ」スタッフの「舞台裏」(2)小倉麻里さん

株式会社AGENCY ONE スタッフ
小倉 麻里さん

利害関係者の動向を分析・把握した情報発信でカスタマーリレーションを担える存在に

さまざまな業種や職種に従事 新たな職場環境に柔軟に適応する能力を養う

Q1.当社の仕事をするまでに、どんな仕事に従事してきたか。その仕事を選んだのはどんな理由からか。
「好きなことを仕事にしたい」との思いから、製菓専門学校に通い、卒業後はパンを作る仕事に従事したのが、私の社会人生活の始まりです。パン屋では、立ち上げのメンバーとして製造を担いました。
さまざまなパンを作る時間は充実しており、その日の分を作り終えた時に得られる達成感は心地よいものだったことを今でも鮮明に覚えています。

1年ほどして、早朝の出勤や長い拘束時間が重なり、自分の将来を考えたときに体力的に負担の少ない、長く続けられる仕事を検討するようになりました。未経験から事務スキルを積める職場を探し、不動産会社の事務職に転職することを最終的に決めたのです。
事務職に関しては母の仕事を身近で見ていたため、大まかな仕事内容を理解できていたことも影響していると思います。

事務職が未経験だった私は、この職場で電話応対や家賃請求、お茶出しなどの経験を積むことで、社会経験を養いました。約7年間、不動産事務のスキルを高める中で、パソコンのスキルを身に付けられたことは私にとって収穫でした。

その後は事務経験を生かし、他業種で請求書の発行を主とした営業事務に2社で合わせて4年ほど従事。その間、事務所の移転が決まり、移転先の選定や商談に同行したり、移転に伴う作業に携わったりしたことは、通常業務とは異なる大変貴重な経験でした。
その後、結婚を機に徳島県に移住、新たな生活リズムに合わせ、歯科助手や家事代行業務などの仕事をこなす日々を過ごしていました。

リモートワークに欠かせない「円滑なコミュニケーション」採用前に感じ取った会社の親しみやすい雰囲気が決め手

Q2.当社の仕事に就くようになった経緯と働く決め手となった理由はなにか。
出産や育児を経て、現在はオペレーターの仕事に就いています。
子どもの小学校入学などライフサイクルの変化に伴い、時間に融通の利く仕事形態に切り替えることを検討した結果です。そこで、「ママワークス」*¹を通じて、AGENCY ONE(当社)に応募するに至ったわけです。

当社を選定したきっかけは、募集要項から、自身の培ってきた経験が生かせる仕事であったことや、携わったことのない新たな「広報」の分野に対する興味や関心を持ったことからです。
他の求人内容と比較をしたときに、育児をしながらでも自分に合った時間帯に仕事がしやすい環境であったことや、その状況に理解が感じられる求人内容だったことにも魅力を感じました。
事業内容についても、動画などから確認ができるよう配慮があったため、未経験の業界であっても企業情報や業務内容が事前に把握できたことも非常に好印象でした。

遠隔で仕事を担うに当たって、「円滑なコミュニケーションが取れるか」という点はとても大切です。採用に向けたメールでのやり取りやオンラインでの面談を経て、親しみやすい雰囲気を感じ取り、この会社でならリモートでも安心して仕事に取り組むことができると実感できたことが、大きかったですね。

入社後から毎朝、リモートスタッフに向けて、大久保 仁さん(AGENCY ONE創業メンバー)からメールが配信されます。その内容は、1年ごとにテーマが決まっており、四字熟語や花言葉、今年は国旗の紹介に加え、その国の詳細な情報をまとめ、配信されます。
実際に会社に出勤して仕事をする訳ではないので、毎朝このメールを通じて会社とのつながりが感じられます。リモートで働く私には、このような心配りを感じられる仕事の仕方はとてもありがたいことです。

実務においても、週に一度のミーティングが設けられたり、当社独自の広報PRノウハウをまとめた
e-ラーニング講座を受講できたりと、知識やノウハウを取得できる環境が整っています。そのため、理解を深めながら業務に取り組むことができています。

*「ママワークス」とは、株式会社アイドマ・ホールディングスが運営する主婦のための求人応援サイト

開催イベントに適した顧客管理を目指す 新たなツールや管理方法のスキル向上がやりがいに

Q3.当社ではどんな仕事を任されているか。どんなところにやり甲斐を感じているか。
顧客管理業務を担っています。顧客対応、各種イベントやワークショップなどの議事録作成などが主な業務です。開催される内容に適した管理ができるように、新たなソフトウェアやツールを用いた管理方法を一任されました。
いくつか候補をピックアップし、その中から最適なツールを選定し試行します。
扱い方を習得するために学び、調べながら実務を進めていく過程は、自身のスキル向上につながり、とてもやりがいを感じます。
自ら、新たなものに一から取り組み、吸収することは、ハードルが高いことですが、仕事を兼ねて、分からない部分をオンラインミーティングで確認しながら実践できる職場環境に感謝しています。

当社が毎朝取り組んでいる「みんなのHomeRoom」(誰でも参加できるオンライン朝会)の記録作成に関しては、参加者と実際に会ったことはありませんが、参加者の傾向や動向をつかむことで、身近な存在に感じられるところも、顧客管理の面白さです。

リモートで顧客管理を行うに当たっては、参加者リストと各イベントなどの記録とを照合し確認する作業に時間を要しました。私が、催されるイベントに参加していないため、参加者名簿と議事録に疑問点があった場合には、その都度、確認作業が必要です。
何度もメールで確認し、返答をもらうことに気を遣ってしまい、その工程にリモートワークの不自由さを感じていました。 現在は、私を含めた担当者たちとのLINEグループが設けられたことで、互いに情報を共有・反映でき、スムーズに作業を進められています

文章構成の仕方など新たな知識を得て、記事が完成に至る工程に面白さを感じる

Q4.今後携わりたい仕事や身に付けたいスキルはどのようなものか。
仕事を任せられるようになってから、3年になります。
顧客管理を担うことで、自社とつながる関係者の動向や関係性に意識が向くようになりました。そのことから、(PR=パブリック・リレーションズの一端を担う)カスタマーリレーションズの役割に関心を持ち始めました。 現在、私は、当社のニュースルーム記事の作成と配信業務についても、指導を受けながら取り組んでいます。
利害関係者への情報共有を目的としたもので、文章の構成など荒木社長からノウハウを学びながら作成します。ノウハウを培う中で、文章構成の仕方など新たな知識を得て、記事が完成に至る工程に面白さを感じます。

需要に応じた新たなサービス「ビジネスコミュニティ」の運営に期待

Q5.当社にどのようなことを期待するか。
当社が提供するサービスは、需要に応じた内容や形態に対応するため、新たな取り組みを進めています。取り組みの一つに、新たなツールを用いて人と人をつなぐコミュニティの運営があります。
これから始まるコミュニティ運営の活動に対応できるように、使用する新たなツールに関する知識を深めたいと考えています。活発なコミュニティとなることを期待しています。その運営に私も積極的に携わっていきたいです。
リモートワークの環境下で、このような信頼できる関係が築けていることは、とても貴重だと感じます。そのように私が感じられる恵まれた職場環境で、ぜひ今後も一緒に仕事をしていきたいです。

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