【アンケート調査結果】オンライン・ワークショップ「広報媒体作成の作り方と使い方」の参加者アンケート

◆本アンケート調査について

本アンケート調査は、当社主催のオンライン・ワークショップ「広報媒体作成の作り方と使い方」(毎週水曜日開催)の参加者に対して実施した。今回の結果は、2021年1月1日〜4月末日までの調査結果である。

◆ワークショップの内容について

当ワークショップは、プレスリリース編(所要時間4時間/隔週)、ニュースレター編(同4時間/月1回)、ファクトブック編(同3時間/月1回)の三つで構成した。講義時間は50分、その後5分の質疑応答と5分の休憩をはさみ、行った。受講環境でマイクをオンにできない参加者もいたので、参加者の意見を取り入れ、チャットでの質問も受け付けた。

ワークショップで使用したレジュメはアンケートページからダウンロードできる。プレスリリース編は145ページ、ニュースレター編は224ページ、ファクトブック編は136ページ。

広報PRに関する書籍を読む機会はあるが、それだけではなかなか実践では生かせない。現状、日本では大学でも社会でも、広報PRをしっかり勉強する機会はあまりにも少ない。参加者の所属企業のほとんどが、配信事業者のサービスを利用して、熱心にプレスリリースを配信している。しかし、記者たちと直接コミュニケーションする機会には恵まれていない課題がうかがえた。プレスリリースを記者クラブに投函している企業もほぼ皆無だった。当ワークショップのプレスリリース編では、記者クラブに関してもかなり詳しく説明した。

内容については満足度も高く(「参加して良かった」82%)、自由回答では「無償でここまで教えてくれるとはありがたい」などの感想も少なくなかった。

◆ファシリテーターについて

ワークショップ全体として、講師兼ファシリテーターからの一方通行とならないよう意識したプログラムを構成した。特にプレスリリース編では、演習として課題を事前に提示し、できる範囲で取り組むよう求めた(注:課題提出は参加条件でなない/ワークショップでより多くのことを吸収できる準備との位置付け)。

課題内容は、ある会社の資料を送り、プレスリリースの基本要素である「5W3HYTT」に整理する。当日朝、実際のプレスリリースを送り、講義中にプレスリリース、そのリリースがもとになった記事3本を紹介した。プレスリリースを記者クラブに投函することでどう報道されたのかを確認し合った。

ニュースレター編では、文章の書き方の重要性を説いた。文章の専門家に敬意を表し、その知見を受け継げるように『記者ハンドブック』(共同通信社刊)を基準とすることを推奨した。実際に「校正テスト」をワークショップ中に参加者に取り組んでもらい、校正の一端に触れる場を設けた。

ファシリテーターに関するアンケート結果は「分かりやすかった」が74%、「どちらかといえば、分かりやすかった」が26%と、概ね満足だったようだ。

◆開催時間について

プレスリリース編は2020年秋から始めた。当初は1回1時間全5回、5週間をかけていた。毎週課題も出していた。途中での離脱者が多かったこともあり、現在の形式に変更した。4時間は明らかに長丁場だ。事実、「長すぎた」「どちらかといえば、長すぎた」を合わせると49%に上った。ただ、途中退室を認め何度参加しても構わないことを伝えたこともあってか、「適切だった」も同じく49%だった。

今後のアンケート結果を注視しながら、開催時間については最適な所要時間を探っていきたい。

◆参加者の声

4時間は長いので2日に分けるとかして頂けたら幸いです。講師の先生も声が枯れてしまいます。

無料なのが不思議に感じるほど、充実した内容でした。ありがとうございました。受講者にも積極的に声掛けして下さり、参加意識が高まりました。開催時間としては、業務時間内で受講していることもあり、あと1時間ほど短いとよかったです。また、初心者の方もいる場合、質問を募るときには音声に加え、チャットも活用してもよいかと感じました。

プレスリリースについて分かりやすく教えてくださりありがとうございます。

お忙しい中ありがとうございました。

小さい会社なので無料での開催有難いです。記者クラブという存在を意識したことがなかったので調べてみたいと思います。

まずは、ありがとうございました。仕事をしながら聞かせていただいていたので、失礼があったかと思います。未経験で広報担当になり戸惑っている所です。年度末で多忙になって来ましたが、少しづつ学ばせていただければと思います。

他社事例も交えて丁寧に分かりやすくご説明いただき、とても参考になりました。仕事の関係上、ちゃんと聴くことが初めの2時間しかできず、申し訳ございませんでした。またこのような機会があれば参加させていただきたいです。

ありがとございました。また何かあれば参加したく思います。どうぞよろしくお願いたします。

大変勉強になりました。業務で途中抜けざるを得ないことが何度かあり残念でしたが、仕事に活かせそうです。記者クラブは利用したことがなかったので検討したいです。ニュースレターも検討したいなと思いましたので、そちらのセミナーにもぜひ参加させて頂ければ幸いです。

無料セミナーとは思えない充実した内容でとても勉強させていただきました。ありがとうございました。

何故か上の開催の長さへの答えに「適切だった」が選ばす、「どちらかと言えば短い」を選んでいます。ただ、実際に自分でプレスリリースを書いてみるワークの時間があったら嬉しかったかなと思いました。全体通して、非常にわかりやすく有意義な時間でした。ありがとうございます。

ウェブ発信を積極的に行っていこうと思っており、PRをまとめたNewsroomの話は参考になりました。ありがとうございます。

ありがとうございました。落ち着いたらe講座を申込もうかと思います。

とても勉強になりました。有難うございました。

繰り返し講義してくださるため、途中参加、途中退室が可能なことがとても有難いです。

急な参加にも関わらずご対応いただきまして誠にありがとうございました。また何かございましたらご相談させてください。上の問の補足です。業務的なところから言うと長いなと感じましたが、内容としてはこれくらいの長さで適切に配分いただいていたかと思います。ありがとうございました。

非常に勉強になりました。ありがとうございました。

昨日はありがとうございました。セミナーを受け、ファクトブック作るぞ!と、いまはやる気に満ち溢れています。おそらく取り組み始めると大変すぎて心が折れるのだろう…という想像も同時にしています。ぜひeラーニングにも登録して勉強したいと思います。

個人事業立ち上げを目指しています。 これからの取り組みに大変参考になる内容でした。 ありがとうございました。

とても分かり易く、ご説明頂きありがとうございます。途中退出してしまい大変失礼致しました。e-learning、ぜひ活用させて頂きたいです。

何がわからないのかわからないという状態で受講しました。資料の提供もあり、後からゆっくりと考えて理解を進めることができそうです。もっと理解を深めたいと思えるようになったら次のステップへ進んでいきたいと思います。全く知識のないものにも学ぶ機会を与えてくださりありがとうございました。

広報に転職するには?と悩んでいた時に講座を見つけました。少し難しかったですが、プレスリリースの書籍を読んでも分からなかった部分がクリアになりました。メモを取りながら進めていたのですが、途中からスピードが早く、聞くだけになり頭に入らなかったので、資料で復習します。ありがとうございました。

早口の部分も見受けられたので、資料がもう少し細かく記載されていたら良かったです。

資料を頂いた後、メモを書き込みにくいので、背景が黒色でなければ嬉しいです。

大変分かりやすいお話でした。私の所属では、まだ広報に関しては、戦略的な取り組みはできておらず、教えていただいたことを実務に活かすことが現状できないのが実際です。しかし、内部にはその重要性を敏感に感じ、広報体制の構築、ブランド維持や管理を本格的に取り組む必要があるのではないかと考えている者は少なくありません。今後行われるセミナーについても、参加させていただき、理解を深めて参りたいと思います。参加させていただく際は、どうぞよろしくお願い申し上げます。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

ファクトブックについつ、全般的に学ぶことができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。

教科書的な体系立てた知識情報は理解できました。ありがとうございました。ある程度時間をとったセミナー且つワークショップと記載がありましたので、もう少し具体的なところまで深堀りいただけることを期待しました。例)ワークシートの情報整理の仕方・切り口なども、ワークをやりながら or 事例を見ながら コメントいただければ最高でした。

歴史や背景の話は、なかなかこのような機会でないと知ることが出来ないので、お話しいただけて面白さを感じました。以上です。長時間のセミナー、ありがとうございました。

1日で完結するセミナー構成は良いのですが、やはり4時間は長いので最低でも2時間×2日間として行うとよいかなと思いました。1日目の終わりに課題を出して、2日目の頭に課題の解説をするという形式にしてもらうと、解説に集中して聞くことができると思いました。

非常に勉強になりました。ありがとうございました。

オンライン形式で限られた時間内では難しいのかもしれませんが、5W3HYTTシートを埋めた後、実際にプレスの文章にどのように落とし込んで書いていけばいいか、タイトル・サブタイトルの実際の付け方など、実践方式で学べたらより理解が深まったと思います。

◆参加された皆さんへ

ワークショップ 参加者各位
 このたびは平日の勤務時間中にもかかわらず、4時間にわたるワークショップにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。(講師・ファシリテーター 荒木 洋二)  

   
 

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