年末のごあいさつ 2020年を振り返って
ビジネスモデルを変革し、第2創業期へ
日本における広報の現状を憂い、創業メンバー二人で議論の末、たどり着いたビジョンを掲げ、当社の歩みは始まりました。そのビジョンとは、「日本の企業社会に広報PR文化を普及、定着させる」というものでした。
当社は今年8月、第15期を迎え、9月よりサブスクリプション(定額)形式を採用した、新規事業に乗り出しました。事業の柱は、広報専用ウェブサイトである「ニュースルーム」を運営するCMS(コンテンツ・マネジメントシステム)の提供です。
3年半前、ビジョンを本気で実現するため、ビジネスモデルの変革に着手しました。2020年、新型コロナウイルス感染症のまん延により、社会全体が揺れ動きました。鳴動する環境に必死に適応しようともがきながら、一気にビジネスモデルの確立に向け、あらゆる歩みを加速させました。そして、今回ようやく、ビジョンを実現するための新規事業を開始することができました。
従来は顧客企業における広報部の役割を担い、実務を受託し、労働集約型の仕事をしてきました。14年かかりましたが、業務を担うスタッフや顧客、全ての関係者たちとの一つ一つの取り組みによって、広報を標準化し、最適化できる道筋が見えました。
どうすれば、ビジョンを実現できるのか。思い返せば、14年間の全ての営みは、その礎、基盤をつくるためのものでした。
そういう意味で、今年は、当社にとっての第2創業期の始まりでした。
関係者、出会った全ての皆さまには、今年も大変お引き立ていただきました。特に最後の2カ月間で、20人近い、私よりも若い経営者たちに(オンラインですが)出会うことができました。未来へつながる、財産となり得る予感がする人たちとめぐり逢えたことをうれしく思います。誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお迎えください。