【ポッドキャスト #42】広報の再現性とは? 等身大の情報を蓄積せよ!

岩手の歯科クリニックで起こった出来事。なぜ、地方紙1面のトップ記事を飾ることができたのか。
毎月1回、10年間継続してニュースレターを発行し、そのコラムをウェブにも掲載。この地道な積み重ねが成果を生み出したのです。
本質は、前回の実例に挙げたマンション管理人の業務請負事業者と同じ。

音声(番組)は以下より聴取できます。
・ポッドキャスト:#42
・Spotify:#42

以下のとおり、要約しました。

成功事例の報告

◆岩手県の歯科医院の事例:
・2025年7月にプレスリリースの添削を支援
・同年9月末に岩手日報の一面にカラー写真付きで掲載
・AI医療ソフトを活用した骨粗鬆症のスクリーニング技術が話題
・岩手県で唯一の導入医院として注目を集める

◆波及効果:
・北海道の歯科医師が記事を見て、問い合わせ
・同業者間での話題となり、新たなコンサルティング機会が発生

成功要因の分析

◆継続的な情報発信の重要性:
・毎月のニュースレター発行を10年間継続
・ウェブサイトでのコラム掲載
・院長・副院長・スタッフの顔とプロフィールを公開
・ブログでの日常的な情報発信

◆信頼構築のメカニズム:
・記者が10年間の発信履歴を確認(予想される行動として推察)
・継続的な透明性のある情報公開が信頼の基盤
・オープンな姿勢が取材意欲を促進(予想される行動として推察)

他の成功事例との共通点

◆マンション管理会社の事例:
・毎月1回のスタッフインタビュー実施
・10年継続でスタッフ数が4倍増

◆カワキタ・エクスプレス(運送会社)の事例:
・1999年からブログを継続(25年間)
・YouTube、TikTokなど新しいメディアにも積極参加
・NHKでの報道につながる
・運送業界で異例の若いドライバー確保に成功

広報の本質的な考察

◆「SIPS」の適用:
・Sympathy(共感)
   ↓
  Identify(確認)
   ↓
 Participate(参加)
   ↓
 Share&Spread(共有・拡散)

・「確認」段階での企業の中身の重要性
・記者やインフルエンサーも同様の心理プロセスを経る

◆継続的発信の価値:
・「魔法の杖」は存在しない
・地道な積み重ねが唯一の成功法則
・等身大の姿を発信し続けることが、信頼構築の基盤

以上

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