東京オリンピックでの日本選手の活躍は、日本全体に少なくない勇気、元気、活力を与え、好影響をもたらしています。柔道は、史上最多となる金メダル９個、銀メダル２個、銅メダル１個の計１２個のメダルを獲得し、序盤戦を大いに盛り上げてくれました。筆者は高校時代に柔道部に所属していたこともあり、特に注目していました。


日本代表を率いた井上康生監督は、任期満了により今回限りで代表監督を退任されるとの発表がありました。もちろん選手個々人の努力あってのことですが、井上康生監督の功績は大きかったのではないでしょうか。いくつかの報道に触れ、経営や広報ＰＲにも通じる世界、原則があることに気付きました。

彼は９年前、二つのことを胸に代表監督に就任しました。一つは、講道館柔道の創始者・嘉納治五郎氏が掲げた「自他共栄」の精神を心掛けること。もう一つは「熱意・創意・誠意」をモットーとしたといいます。井上監督は、これら二つを軸にコーチ陣、選手たち、裏方スタッフをチームと捉えました。一人一人と正面から向き合い、信頼関係を築き上げ、チーム全体の一体感を醸成しました。

動画投稿サイトで、ハワイでの代表合宿の模様が公開されていました。驚くくらい、明るく和やかな雰囲気でした。厳しい練習をしているのですが、醸し出される全体の空気感に何か暖かいものを感じました。近年、企業社会で注目を浴びる「心理的安全性」に通じるものがあるのではないでしょうか。井上監督には今後、このテーマで企業からの講演依頼が殺到するものと予想されます。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。

7月26日（月）　荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム＃39 　オウンドメディアって何？（４）

7月27日（火）　KOHOgene News
【定期・無料】「広報PRを学ぶためのeラーニング（245講座）」「広報媒体作成のワークショップ（3種類）」「個別相談」のご案内

7月28日（水）　荒木洋二のPRコラム
聴くコラム　オウンドメディアって何？（４）

7月29日（木）　イベント・ワークショップレポート
セミナーレポート　７月１６日開催、現役大学生を対象とした職能セミナー「広報とＰＲ。ホントの、現場の話。」（CheerCareer主催）

7月30日（金）　図解と文字で学ぶ！　超解説「広報人 eラーニング」
初級講座　Ⅰ．理論・基礎知識　広報ＰＲって何をするの？　広報担当者の立場と役割