Weekly Digest 先週の記事まとめ
4日、第100代の総理大臣に自民党の岸田文雄総裁が就任されました。同日夜の記者会見での発言は、広報PRの観点からも注目すべきものでした。それは「新しい資本主義実現会議を立ち上げる」と語ったことでした。朝日新聞など全国紙各紙も報道しています。
新しい資本主義とは何か。少し調べてみると分かることですが、岸田首相は以前より自らが先頭に立って主張していたことです。今年の6月11日、派閥横断型の「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足、会長に就任しています。概要は毎日新聞(同日付け)の報道で確認できます。当然、今回の自由民主党の総裁選での所見表明演説会でも「新しい資本主義」と「日本型の資本主義」について語っています(『Yahoo!ニュース』2021年9月17日)。昨年9月の同演説でも「人に優しい、公益に資する、持続可能な資本主義」について言及しています(『SakeiBiz』2020年9月8日)。実はさらにそれ以前、2018年1月、「公益資本主義議員連盟」を設立した際にも岸田首相は会長に就任しています。「公益資本主義」の提唱者は、米国で活躍するベンチャーキャピタリストの原丈人(はら・じょうじ)氏です。原氏は、2014年1月設立の「一般社団法人公益資本主義推進協議会」の最高顧問を務めています。同氏著書『「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉』(文春新書刊)によれば、日本政府は、2013年11月1日、世界で初めて「『会社は従業員、経営陣、顧客、株主、地域社会、地球全体すべてのものである』という定義を政府として採択した」といいます。
PRとはパブリック・リレーションズのことであり、公益資本主義実現の根幹を成す、と当社では理解しています。
総選挙がすぐに行われますので、政権運営がどうなるかは現時点では断言できません。もし、このまま岸田政権が続くのであれば、「新しい資本主義」の実現に期待したいと思います。
先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。
9月27日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#46 CSRからISRへ(2)
9月28日(火) プレスリリース
【PressRelease】スタートアップ・中小・中堅企業を対象に 広報部立ち上げと広報人材の育成を支援
9月28日(火) KOHOgene News
【定期・無料】「広報PRを学ぶためのeラーニング(245講座)」「広報媒体作成のワークショップ(3種類)」「個別相談」のご案内
9月29日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴くコラム CSRからISRへ(2)
9月30日(木) KOHOgene News
オンライン記者発表会を開催
10月1日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 広報・PRの歴史 日本の広報・PR業界:広報主要3団体