Weekly Digest 先週を振り返る

国民一人一人が確かなリテラシーを身に付ける必要がある、と自戒も込めつつ思う日々が続いています。
2020年の新型コロナウイルス感染症まん延に始まり、ワクチン接種、ロシアによるウクライナ侵攻、そして、安倍晋三元総理の銃殺を機に、この1カ月続く政治と宗教の問題に至るまで、自らの情報リテラシーと向き合わなければならない現実を突き付けられています。テレビや新聞など大手マスメディアのニュースや情報は信用できるのか。ネットメディアに流れる動画や文字などの情報はどこまで信用できるのか。何がフェイクニュースで、何が陰謀論なのか。どこまでの情報がエビデンスといえるのか。一人の人間が発信する情報の中に、一つの報道番組の中に否定しようのない事実(ファクト)とともに、エビデンスが確かでない、不確かな情報が絶妙に散りばめられ、埋め込まれています。玉石混交の情報の渦からファクトとフェイクを、証拠と伝聞を明確に峻別できるのか。

リテラシーとは、『広辞苑』によると、「読み書きの能力」「ある分野に関する知識・能力」のことです。しばしばメディアリテラシー、情報リテラシーのように他の用語とつなげた使われ方をしていました。コロナ禍ではヘルスリテラシーが登場しました。
マスメディアそれぞれがどんな姿勢でどうやってニュースなどの情報を発信しているのか。国家・機関・組織・個人など、さまざまな主体が発信する情報は、どんな意図を持って編集されているのか。発信する主体が個人だった場合、思想・信条や思惑、感情、ときに無意識の意識が重なり混ざり合い、そこに他者が絡み合ってきます。組織となった場合、実に多種多様な力学が組織内で働きます。

感情に流されることなく、情報を安易に鵜呑みにせず、自らの在り方を問い直し、あいまいな価値観を深掘りする絶好の機会を得たと捉えて、日々を過ごしたいと思います。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


8月1日(月) 荒木洋二のPRコラム
【過去の人気コラム】#4 「ブランディング」って何だろう?


8月1日(月) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅲ.実務能力編」 プレスリリースの作り方 プレスリリースを作る準備①


8月3日(水) 聴くPRコラム
【過去の人気コラム】聴くコラム「無形資本は見える化できるのか」


8月5日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅲ.実務能力編」 プレスリリースの作り方 プレスリリースを作る準備②


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