Weekly Digest 先週の記事まとめ

8月8日(日)、17日間にわたり、33競技で熱戦を繰り広げた東京オリンピックが閉会しました。開会前には賛否が割れていました。東京新聞などが5月22日、23日に都内の有権者に意識調査を実施したところ、「中止すべきだ」と回答した人は6割に達していました(東京新聞社会面記事/2021年5月25日)。

実は、小生も正直に言うと、社会情勢を見ながら、漠然と「開催は無理だろうな」と思い込んでいました。著名人が相次いで聖火ランナーを辞退したり、演出に関わる人たちが交替したり過去の不祥事などで開催直前に辞任したりしました。多くのボランティアが辞退したことも報道されました。身近にオリンピックの開催や運営に関わっている人がいなかったので、ただ報道からの情報のみで、勝手に思い込んでいました。

ところがどうでしょう。オリンピックは予定どおり、開催されました。ビデオリサーチの調べによると、NHK総合で放映された開会式(7月23日)の番組平均世帯視聴率(関東地区)は56.4%。インターネット全盛の現代において、驚異の数字を叩き出しました。8月3日、サッカー男子準決勝の日本対スペイン(日本テレビ)では同30.8%。7日、野球男子決勝の日本対米国(NHK総合)で37.0%。8日、陸上・男子マラソン(同)31.4%、閉会式(同)46.7%。日本中の多くの人たちがテレビの前で白熱し、応援していたのです。

もちろん無観客であったこと、コロナ禍で外出がままならなかったことなどを考慮すると、当たり前過ぎる数字かもしれません。最後まで反対だった人も相当数いるでしょう。厳しく採点しようと思えば、運営で至らぬ点もあったでしょう。

ただ、開催・運営において、致命的で重大なトラブルは起きませんでした。外国選手たちがSNSで発信した、合宿地やボランティアの人たちに感謝したり、喜んだりしている様子を見聞きするにつけ、全ての関係者たちに尊敬と感謝の念を抱かずにはいられません。その思いは日に日に増していきました。どれほど入念に準備し、どれほど心を砕きながら、どれほどの熱くて暖かい思いを込めつつ、閉会までの日々を過ごしてきたのか。その舞台裏に思いを馳せずにはいられません。

24日からはパラリンピックが開催されます。尊敬と感謝の念を忘れずに見守り応援したいと思います。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


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8月12日(木) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座Ⅰ.理論・基礎知識編はじめに 米国歴史・近代的PR


8月12日(木) イベント・ワークショップレポート
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 はじ【アンケート調査結果】オンライン・ワークショップ「広報媒体作成の作り方と使い方」の参加者アンケートめ


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