Weekly Essay 新潟で出合った「DXO(ディクソー)」 自立分散型の組織が示す未来経営

当社は、今年6月19日より平日毎朝9時からオンライン朝会を開いています。「みんなのHomeroom」という名称で30分間、ゆるく行っています。「広報人倶楽部」公式LINEで毎週案内していますので、すでにご存じの人も多いと思います。始めた当初の参加メンバーは5人前後の日が多かったのですが、最近では全国各地から10人以上が参加してくれる日が増えています。

初期から週に何回も参加してくれているメンバーの一人が、株式会社リンケージM.Iコンサルティング代表取締役の長谷川博之さんです。同社は本社所在地が新潟県内、商品開発と営業・販売の支援を手掛けています。長谷川さんは、広報PRを専門とする当社が舌を巻くほど、熱心に広報に取り組んでいます。
そんな長谷川さんからセミナー参加のお誘いがあったのは、1カ月弱くらい前のことでした。セミナーはオンラインではなく新潟市内の会場での開催、主催は長谷川さんの知り合い、内容は組織開発がテーマでした。オンラインでは長谷川さんと何度も顔を合わせていましたが、一度もリアルで対面したことがありませんでした。一度お会いしたいな、とちょうど思っていた頃でしたので、参加することにしました。

こんな言い方は失礼なのですが、長谷川さんと会うことが第一の目的だったのでセミナーにはそんなに期待していませんでした。
ところが、です。まず、机上に置いてあるテキストに目を奪われました。表紙はシンプルながら洗練されたデザインがあしらわれ、ボリュームも約70ページと分厚く、ページをめくると図解を多用、しかも一つ一つが表紙同様に洗練されていました。なんと今回の参加費は無料です。平静を装いながら、実はのっけから度肝を抜かれていました。ただ、それにしても2時間半のセミナーは長すぎる、と不謹慎にも心の内ではくだを巻いていました。この浅はかな思いはセミナー開始後、ほどなくして吹き飛びました。講師からの一方通行ではなく、グループでのディスカッションや、自立分散型組織の擬似体験も盛り込まれ、あっという間の2時間半でした。何よりも独自開発したという組織デザインプログラム「DXO(ディクソー)」の内容に引き込まれました。特に四つの仕組みは緻密に構成されていましたし、私の専門領域である広報PRに通ずる内容がいくつもあり、多くの気付きと学びを得ることができました。いつの間にか、えらく前のめりな姿勢で参加していた自分の変化にも驚きました。

参加者も自分が手掛ける事業に対して熱い思いを抱いた人たちばかり。セミナー後の懇親会では、何とも言えない心地よい空間で心地よい時間を過ごせました。気付けば、時計は22時を回ろうとしており、セミナー開始から6時間が経過しようとしていました。懇親会後は長谷川さんと差しでの飲み会。こちらも2時間近く続き、人生で初めての新潟ナイトは非常に濃密なものとなりました。長谷川さん、ありがとうございます。

翌日の社内会議ですぐさまテキストの内容を共有、当社も同様のテキストを制作することを即座に決めました。DXOに負けないテキストにしたい、とひそかに燃えています。


10月20日(金) Backstage 〜「舞台裏」は魅力の宝庫〜
Backstage #10 職人たちの熱きバックヤードストーリー


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