【広報人材育成のための広報人講座】 初級講座「Ⅰ.理論・基礎知識/はじめに」
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こんにちは、荒木洋二です。
初級講座の「理論・基礎知識編」について解説します。
今回は「はじめに」と題して「理論・基礎知識編」の全体像に始まり、同編に続く、「組織能力編」と「実務能力編」とのつながりについても触れます。
同編では、まず「そもそも論」から始めます。「そもそも論」を正しく理解することが重要です。その理解があってこその実務ですし、実践となるわけです。当たり前と思っていても、理解が深くなかったり曖昧だったりするものもたくさんありますので、もう一度「そもそも何なのか」ということから、一つ一つ進めていきます。
「理論・基礎知識編」は、次の四つのコースで構成しています。
◆そもそも企業・組織とは?
まず、そもそも「企業・組織とはなんぞや」ということです。自らが所属し、働いている組織は一体どういうものなのか。その理解から始めます。
◆そもそも広報・PRとは?
次にその企業・組織が行う「広報とは、PRとは何だろうか」ということです。
広報とPRは同じ意味なのか、違うのか。そもそもどういう意味なのか。その本来の広報・PRとは何なのか。これらについて説明します。
◆生活者は情報をどう選ぶのか?
生活者はさまざまな組織と関わりを持っています。生活者は一体、情報をどう選ぶのかということについても触れていきます。主に調査結果のデータをもとに一つ一つ解説します。
◆広報・PRって何をするの?
企業・組織とはそもそもどういうものかが分かり、広報・PRとはどんなものかを理解できたら、では「広報・PRって具体的に何をするのか」という流れで進めていきます。
残念ながら、多くの人が本来の広報とは何かを知りません。本来の目的や実務を知りません。これから当講座で学んでいけば分かるように、広報とは、本来は組織が成り立つための土台を形成する、経営における重要な機能なのです。組織のあらゆる行動の基盤となるものであるということが、今後の講座の中でご理解いただけると思います。
最後に初級講座全体の流れをまとめます。「理論・基礎知識編」では、本来の広報とは何かを正しく理解してください。そもそも企業・組織とはどんな存在で、企業・組織が行う広報とは、そもそもどんなものなのか。本当の、本来の広報を正しく理解するのが「理論・基礎知識編」です。
そして、2番目の「組織能力編」では、そのことを理解したうえで組織としてどう振る舞うべきなのか。どんな体制を整えればいいのか、ということについて解説します。
最後、3番目の「実務能力編」では、「広報担当者はどんな能力を身に付け、何をすればいいのか」ということを、一つ一つ具体的に詳説していきます。