初級講座「Ⅲ.実務能力編」 広報基本4媒体の作り方と使い方 各媒体の作り方と使い方

こんにちは、荒木洋二です。

今回は「広報基本4媒体の作り方と使い方」の第4回です。本講座は次のスライドに記載のとおりで、今回は「4.各媒体の作り方と使い方」について解説します。

これまで3回にわたり。広報の目的と実務を振り返り、そもそも広報媒体とは何か、そもそも広報基本4媒体とは何かについて簡単に整理しました。

今回は各媒体の作り方と使い方の全体像、概要を説明します。

広報基本4媒体とは何か。今一度振り返り、確認しましょう。

「表舞台」の情報を主に伝える媒体がフォトブックとプレスリリースです。「舞台裏」の情報を伝える媒体がニュースレターとアニュアルレポートです。これらを広報基本4媒体といいます。

まず、どういう姿勢で作るのか、どういう姿勢で使うのか。これらに関する説明です。

作り方とは広報媒体の作り方ですから、つまり制作するわけです。文章表現や編集がそれに当たります。一番大事なことは丁寧に作るということです。

丁寧に作るとはどういうことなのか。相手のことを考え、自分たちが伝えたいことが相手に伝わるように丁寧に作るのです。創意工夫して作りましょう、ということです。

次に使い方も同様です。使い方とは、すなわち伝え方ともいえます。どうやって伝えるか、ということです。この際の基本姿勢も同じです。丁寧に伝えるのです。相手の状況に合わせ、相手の立場を考え、さまざまな媒体を駆使して伝えていく、ということです。

つまり丁寧に作ること、丁寧に伝えること、これが最も重要な基本姿勢です。この姿勢を忘れずに現場業務に当たり、進めることが大切です。

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◆各媒体の作り方

これから始まる初級講座「Ⅲ.実務能力編」の流れ、全体構成を説明します。

皆さんがこれから学ぶ各媒体の作り方は、広報基本4媒体の四つに分類されています。どの作り方講座も、次のスライドにある共通した6項目で構成されています。

◆各媒体の使い方

続いて、各媒体の使い方です。

詳しくは改めて別の講座で説明します。企業・組織がかかわる2種類の媒体が存在しています。第一はマスメディア、マスコミのことです。報道機関であり、報道関係者たちですね。第二は自らが企画し、発信する広報媒体です。

使い方の講座もこの視点に基づいて構成しています。

初級講座では、「アニュアルレポートの作り方」の後に「広報基本4媒体の使い方」という講座を準備しています。組織自らが発信する広報基本4媒体を、どうやって組織がかかわる関係者に伝えていくのかを説明します。

中級講座では3番目の講座として「メディア・リレーションズ」という講座を準備しています。つまりマスメディア、報道関係者とどのようにして良好な関係をつくっていくのかを解説します。組織が成長する上で欠かせない重要な関係構築の一つです。経営の基礎体力を構成する重要な営みの一つです。これを詳しく学びます。

次に「広報4媒体での使い方」の目次構成は、次のスライドに記載の三つです。

最後の「シーン別の使い方」とは、どんな場面でそれぞれの媒体をどう組み合わせて使うのか、どんな(利害)関係者にどんな情報をどうやって伝えるのかを解説します。さまざまな想定される場面別に、つまり利害関係者別に分けて説明を進めます。 次回からは広報基本4媒体のトップバッターとして、「ファクトブックの作り方」を9回にわたり、解説します。

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