Weekly Digest 先週の記事まとめ

3月18日(金)、「創新ネットシティ 第25回大定例会」が新横浜国際ホテル(横浜市港北区)のマナーハウスで開催されました。オンラインとのハイブリッド形式での開催で、リアルとオンライン合わせて90人近い経営者などが参加しました。

基調講演で熱弁を奮う高良高塾長

創新ネットシティとは、「創新塾革新コース」を「卒塾」した経営者たちの異業種交流会です。創新塾は、溝の口(川崎市高津区)を拠点とする創新グループが運営する、中小企業経営者を対象とした実践的な経営塾です。創新ネットシティは卒塾生が市長と幹事を務め、大定例会、基本セミナー、現・塾生との交流会などを主催しています。

大定例会のテーマは「令和時代の『創新価値』~変革の時代に『共に学び,共に創り,共に喜ぶ』ために」。基調講演 は「不易流行と創新価値」と題して、創新塾塾長の高良 高氏が熱弁を奮いました。不易流行とは、経営存続の本質を表した言葉です。いつまでも変えてはいけない理念・価値観を守りつつ、時代や環境の変化に応じて変えるべきことを変えていかなければ、成長も存続もなし得ないという意味です。創新とは創造と革新のことであり、これも経営の本質を表しています。筆者は自らの講義やコラムで、存続とは存在価値の継続である、と解説しています。これは創新塾の高良塾長から10年以上前に教わったことであり、聞いた瞬間に腹落ちしました。

休憩をはさみ、「次世代の創新ネットシティのあるべき姿 25年・100期を迎えて」をテーマにパネルディスカッションが行われました。フリーアナウンサーの関谷亜矢子氏がモデレーターを務め、現・市長(第9代)の原田靖子氏をはじめ歴代市長3人が登壇、4人の議論を興味深く拝聴しました。

創新塾は25年前に始まり、現在99期を数えます。1期の参加者は5~6人の少人数制で、1年間にわたり1カ月に1回、丸一日をかけ受講します。毎回、実践を伴う課題を与えられます。塾後半は自社が実際に抱える経営課題を、他の参加者たちが社外取締役との立場で課題解決を真剣に議論します。課外授業として「100年企業」の経営者を参加者全員で訪ね、経営存続の秘訣を傾聴する場も設けられます。参加者各自が100年企業を探し、飛び込みで訪問の約束を取り付けます。

筆者は第62期(2010年4月開始)の卒塾生です。現在も掲げる当社の行動指針は、同塾の課題の一環として当時定めたものです。今も毎朝必ず企業理念とともに唱えています。100年企業訪問では、書店の有隣堂バッグのキタムラなどを訪ねたことが鮮明に思い出されます。

筆者が創新塾を受講したきっかけは、当時の塾運営の責任者に「30年後、会社をどうしたいですか」と問われたことでした。初めて、子どもたちへの承継など、未来のことに本気で思いを馳せました。当社はまだ16年目を迎えたに過ぎません。永続できる会社で在りたい、多くの人々に価値を提供する会社で在りたい、との思いを新たにした週末でした。

当日の模様はこちらのブログから。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


3月14日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#69 パブリシティの未来(3)


3月16日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴くコラム パブリシティの未来(3)


3月18日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 経営と広報 リスク・コミュニケーション 〜情報開示と説明責任〜


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