Weekly Digest 先週を振り返る

安倍晋三元首相のご逝去に際し、心からお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

新型コロナウイルス感染症のまん延、子どもに対するワクチン接種の問題、ロシアによるウクライナ侵攻、参議院選挙、そして安倍元首相の銃殺事件。これら問題に関する一連の報道やネットでの言論などに触れて、思うことがあります。私たち一人一人のメディアリテラシー、情報リテラシーが問われていることを痛切に感じずにはいられません。
リテラシーとは読み書きする能力のことです。私たち国民は、全ての一次情報に接することはできません。だからこそ、国民の知る権利に応えることを使命とした報道機関が存在しています。一次情報だけでなく、真贋を見極める目利きの立場で調査報道などを通して、国民にとって有益な情報を提供する役割もあります。時にはさまざまな視点を提示すべく、公平かつ中立の立場で主張の異なる専門家を並べ、国民に判断材料を提供することもあります。報道は、社会的に非常に意義深い仕事だと認識しています。
しかし、インターネットがあまねく普及し、手軽な情報発信ツールが広がることで誰もが容易に情報を発信できる時代になりました。インターネット上の動画配信サイトでは、大学教授やある道を極めた人たちなどが頻繁に情報を発信しています。情報があふれています。何十万人、ときには何百万人の視聴者を抱え、マスメディアに匹敵する勢いのある番組も存在しています。

最近、報道が明らかに偏向しています。インターネットで飛び交う玉石混合の情報に触れる機会が急増しています。何が大切なのか、どんな価値観なのか。そもそもの物事の本質を見抜く感性や、物事を論理的に思考できる力が必要です。データに基づくことは極めて大切ですが、そのデータの取得方法や分析などにバイアス(偏り)があることも見落としてはなりません。
私たち一人一人の「情報」に対する理解、向き合い方など、今一度問い直し、整理してみるべきなのかもしれません。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


7月4日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#84 ステークホルダー考(5)


7月6日(水) 聴くPRコラム
聴くコラム ステークホルダー考(5)


7月8日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅲ.実務能力編」 プレスリリースの作り方 はじめに(目次)


前の記事へ 次の記事へ