【ポッドキャスト #91】心配をかけたくない――急な入院で考えた伝え方


突然の入院で、仕事や朝会の関係者に何を伝えたのか。

荒木洋二が、連絡する相手や順番、告知の方法、届いたメッセージへの対応を振り返ります。

心配をかけたくない本人と、状況が分からず案じていた濱口さん。それぞれの受け止め方が見える回です。。

音声(番組)は以下より聴取できます。
・ポッドキャスト:#91
・Spotify:#91

以下、テキスト版です。ぜひご一読ください。

◆急な入院で、誰に、何を、どこまで伝えたか

濱口
番組は普段どおりに配信されていましたが、二宮さんとのゲスト収録の前に、荒木さんは体調を崩されていたんですよね。

荒木
はい。9月に緊急入院して、2週間ほど病院にいました。

以前から心疾患があり、いずれペースメーカーが必要になるという話はされていました。今回、治療を受けて、めまいや息切れはなくなりました。まだ体力は落ちていますが、普段の生活に戻りつつあります。

濱口
周りのかたも、かなり驚かれたのではないですか。

荒木
驚かれましたね。私自身も、急に入院が決まって、まず仕事や続けていた活動をどうするかを考えました。

◆全体に知らせる前に、個別に伝える

荒木
最初に気になったのは、顧客との予定でした。

もともと決まっていた大事なスケジュールを、できるだけ変えずに進めたい。余計な心配もかけたくない。そのため、当初は顧客には入院を伝えずに対応したいと考えていました。

一方、平日の朝9時から続けていた「みんなのHomeRoom」は、休まなければなりません。

各曜日には、短い講座などを担当してくださるかたがいます。そのかたたちが、いきなり全体への告知で休止を知るのはよくないと思いました。

そこで、Facebookなどで公表する前に、まず担当のかたたちへ状況を伝え、お休みさせてくださいと連絡しました。

濱口
なるほど。

荒木
業務提携している会社にも、先に伝えました。

その会社から紹介してもらい、一緒に支援している顧客がいたからです。基本的には予定を変えずに進めるつもりでしたが、手術の日程によっては、打ち合わせを変更しなければならない可能性もありました。

「今はこういう状況です。予定は変えないつもりですが、場合によっては変更をお願いするかもしれません」と、入院した段階で共有しました。

心配をかけたくない。でも、不測の事態は起こり得る。その間で、誰には先に伝えておくべきかを考えたんです。

◆任せる仕事と、自分で対応する仕事

濱口
入院中も、できる仕事は続けていたということですね。

荒木
そうですね。ただ、日程の巡り合わせに助けられたところは大きかったです。

ちょうどオンラインの打ち合わせが少ない週でした。一緒に仕事をしているスタッフが対応できる案件は、そのスタッフに任せました。別の団体で予定していた収録も、日程をずらしてもらいました。

体の状態が落ち着いた後は、病院側に相談して、決まっていたオンライン会議の時間に使えるスペースを借りました。

それ以外は、顧客の資料を作ったり、コラムを書いたりと、手元で進められる仕事に取り組んでいました。

濱口
たまたま、調整できる時期でもあったんですね。

荒木
振り返ると、そう思います。

もし入院が長引いたらどうしよう。手術と大事な打ち合わせが重なったらどうしよう。そういうことは、ずっと考えていました。

だからこそ、提携先や一緒に仕事をする身近な人には状況を伝えておいたんです。その人たちにも助けてもらいながら、なんとか進めることができました。

◆「いつもどおり」の連絡を、相手はどう受け取ったか

濱口
私は、入院前の収録の時から、かなりハラハラしていました。

「階段も歩けない」「めまいや息切れがする」とおっしゃっていたので、「収録をしていて大丈夫なのか」と思っていたんです。

その後、Facebookで入院したことを知りました。

でも、いろいろな人から連絡が来ているだろうし、こちらからは詳しい状況も分からない。下手に連絡して負担になってもいけないと思って、控えていました。

荒木
確かに、状況は分からないですよね。

濱口
そうなんです。

そうしたら、入院しているはずの時期に、「二宮さんとの収録は予定どおり行うので、よろしくお願いします」と、いつもどおりのメッセージが届いたんです。

本当に入院しているのか分からないくらい普通の連絡で、驚きました。

荒木
私は、次の収録までには退院できるだろうと思っていたんですよね。

濱口
実際に収録でお会いすると、二宮さんと話せるのがうれしそうで、表面上はいつもと変わらない荒木さんでした。
ただ、「よかったですね」と安心していいのか、まだ心配した方がいいのか、少し迷っていました。

荒木
体力はまだ戻っていませんでしたが、治療を受けて、強いめまいや息切れがなくなったことは大きかったです。

落ち着いて普段の生活を送れるようになったので、そこは本当によかったと思っています。

◆知らせる場所と、返信の仕方も考えた

荒木
入院については、個人のFacebookと会社のニュースルームで伝えました。

朝会に参加してくださるかたの多くとは、Facebookでつながっています。一方、ニュースルームの記事は、名刺交換したかたたちへのメール配信でも届けています。

両方を使えば、伝える必要のあるかたに届くのではないかと考えました。病状を細かく説明するより、朝会を休むことなど、影響することを伝えようと思ったんです。

ありがたいことに、本当にたくさんのメッセージをいただきました。

ただ、今回は一件一件返信せず、「いいね」で受け止めることにしました。

濱口
急に入院した時、どう対応するかは難しいですよね。

荒木
本当は、一人一人に感謝を返したかったんです。

でも、入院中なのに細かく返信し続けていたら、かえって心配をかけるかもしれない。メッセージをくださったかたが、私に負担をかけているように周囲から受け取られるのも嫌でした。

濱口さんのように、気に掛けながら連絡を控えてくださったかたもいる。そのことも考えて、今回は返信を控えようと決めました。

伝える相手や順番だけでなく、返事の仕方も、いろいろ考えましたね。

頂いた言葉には、本当に励まされました。心配してくださった皆さんには、改めて感謝しています。

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