Weekly Digest 先週の記事まとめ

世界経済フォーラムは、2020年1月14日、年次総会の場で「ステークホルダー資本主義:持続可能で団結力ある世界を築くための宣言」を発表しました。年次総会のテーマは、「ステークホルダーがつくる、持続可能で結束した世界」でした。株主(ストックホルダー)資本主義の限界に直面し、ステークホルダー(利害関係者)資本主義への移行を宣言した内容です。経済ジャーリストの片山修氏は、同年6月10日の『HUFFPOST』の記事で同年次総会での宣言に言及しつつ、トヨタ自動車の豊田章男氏を「新しい資本主義」を牽引するリーダーとして評価していました。「新しい資本主義」とはステークホルダー資本主義だというわけです。

世界経済フォーラムでは、同年9月21日、ステークホルダー資本主義の進捗を測定する必要性を訴えました。さらに2021年1月22日、世界経済フォーラムと国際ビジネス評議会(IBC)のメンバーを含む61人のグローバル企業のリーダーは、同日発表した中核指標である「ステークホルダー資本主義指標」に基づいた報告に取り組むことを誓約したとしています。ステークホルダー資本主義指標とは、「企業が業種や地域を問わず報告可能である普遍的で比較可能な開示事項を提供するものであり、『人』『地球』『繁栄』『ガバナンス』の四つの柱を中心にまとめられた指標と開示・報告の枠組み」のことをいいます。同年9月21日には世界で50社が同指標に基づく報告を行ったとしています。

「新しい資本主義」をめざすことは、岸田文雄首相の掲げた方針にとどまりません。トヨタ自動車豊田社長、さらには世界のビジネスリーダーたちが大きく舵を切っているのです。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


10月18日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#49 広報人とは(2)


10月19日(火) KOHOgene News
【定期・無料】「広報PRを学ぶためのeラーニング(245講座)」「広報媒体作成のワークショップ(3種類)」「個別相談」のご案内


10月20日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴くコラム 広報人とは(2)


10月22日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 広報・PRの歴史 日本の広報・PR業界:業界関連企業・組織


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