Weekly Essay ウェブサイトが映す企業姿勢

日本リスクマネジャーアンドコンサルタント協会(略称:RMCA)が運営する公式動画チャンネル「RMCAチャンネル」では、リスクマネジメントをテーマにした動画を毎週3、4本公開しています。先週の当エッセイでも述べたとおり、登録者数が現在1万人を突破しています。

1万人に到達したのが10月16日。その約1週間前の10月8日より、RMCAの理事10人による動画番組「リレーメルマガ 新リスク解説! 〜リスクマネジメントの視点から〜」を新たに開始しました。10人の理事はそれぞれ専門分野が異なっています。週1回をめどに各理事が変わるがわる出演します。最近の時事情報を題材に各理事独自の視点から解説する、という内容です。

私は11月3日公開された、第5回「ビッグモーターに広報部はなかった? 広報は双方向のコミュニケーション」に出演しました。私が取り上げた記事は二つです。一つは産経新聞(2023年2月11日)の記事、もう一つはYahoo!ニュースに掲載された共同通信(2023年8月5日)の記事です。

詳しくは前掲の動画を視聴してほしいのですが、何を最も伝えたかったかというと企業姿勢はウェブサイトに映し出される、ということです。企業のウェブサイトは自社における公式情報を発信する本拠地といえます。企業が社会と、つまり全ての利害関係者とどう向き合っているのか。その向き合い方、姿勢はウェブサイトを閲覧することで見えてきます。
前述のニュースで取り上げた2社は、いずれも現場のリアルをウェブサイトなどで発信していた形跡がありません。現場の息遣い、関わる人たちの葛藤、苦悩、挑戦などの秘話、事業にかける情熱とこだわりが一切見えてきませんでした。

企業の広報に携わる人たちは、そういう視点で自社のウェブサイトを再点検してみてはどうでしょうか。


11月6日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#100 「情報発信」をひもとく(15)


11月7日(火) ニュースリリース
【PressRelease】企業の広報・ブランディング活動を支援 11月15日より、新たに「ニュースルーム導入プラン」を提供開始 ~広報のDX化促進や広範な広報活動として活用~


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