Weekly Digest 先週の記事まとめ

8月24日(火)、きょうから東京パラリンピックが開催されます。

数日前から、(小生が知る範囲内だけでも)いくつかのテレビ番組で、選手たちの生い立ちやパラリンピック出場に至るまでの「舞台裏」を放映していました。オリンピック競技の中にも、国内では競技人口も少ないマイナーな競技が多数あります。金メダルなどメダル獲得選手が現れれば、各局はその素顔に迫り、一躍時の人になり、競技の認知度も急速に高まります。どの競技の関係者たちも一過性のブームで終わらせず、いかに人気や熱を持続させることができるのか。このことに腐心します。

マスメディアは「舞台裏」や「秘話」が大好物です。なぜでしょうか。世間が、われわれが「舞台裏」や「秘話」が大好きだからです。「舞台裏」などに触れ、その相手に対する共感や一体感を得たいという思いを、多くの人が抱いているからです。しかし、マスメディアは、どうしても目新しいもの、その時々の最も旬な話題に飛び付きます。情報は次から次へと流れていきます。オリンピックやパラリンピックが終われば、やがて、そう遠くない日にほとんど目を向けなくなることは明らかです。

では、どうしたらいいのか。自ら「舞台裏」を伝えるしかありません。今、注目のYouTubeに活路を見出せる可能性があります。今や小・中学生の「なりたい職業」で男子小学生の1位はYouTuber(ユーチューバー)です。YouTuberの著名人も現れ、芸能人もこぞって参入しています。コロナ禍にあっては、地上波では流さない専門家情報も多数発信され、登録者数や再生視聴数が急増しています。
マイナーと言われる競技団体が、YouTubeやニュースルームなど、インターネットによる情報発信にどこまで取り組めるのか。言い古された言葉ですが、自ら放送局を持てるのがインターネットの最大の魅力です。YouTubeには課金モデルもあるから、なおさら魅力的です。
「2020プラス1」を、「自ら伝える」ことを覚悟する年とできるのか。注視したいと思います。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


8月16日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#41 危機のときにこそ「舞台裏」(2)


8月17日(火) KOHOgene News
【定期・無料】「広報PRを学ぶためのeラーニング(245講座)」「広報媒体作成のワークショップ(3種類)」「個別相談」のご案内


8月18日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴くコラム 危機のときにこそ「舞台裏」(2)


8月19日(木) みんなのNewsRoom
#19 米国マウザー・エレクトロニクス 社、 NewsRoomの公開をプレスリリース


8月20日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 米国歴史・近代的PR(2)


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