Weekly Digest 先週の記事まとめ

先週10日(水)、同年代の女性経営者と会食する機会がありました。同じ大学出身者で、10年前にブランディングを手掛ける会社を起業したかたです。

当ニュースルームのコラムでは、「心理的安全性」について何度か言及しました。筆者は大きな組織で働いた経験に乏しく、はたして「心理的安全性」とはどういうものなのか。書籍を読んでも、今ひとつ実体験に基づく実感としての理解に欠けていると自覚していました。会食を共にした代表者はリクルート出身者で、なおかつ大学院で「心理的安全性」に関しても学んでいた人でしたので、ゆっくり話をする機会があれば、「心理的安全性」との関連で聞いてみたいことがありました。
というのも、ある書籍を読んで、広報PRと「心理的安全性」の関わりについて思うことがあったからです。その書籍とは、『もっと! 冒険する社内報』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション刊、2007年)です。著者は、リクルートの社内報『かもめ』初代編集長の福西七重氏です。同書でリクルートの社内報のありようを知り、社内報で「心理的安全性」を築いたのではないか、と考察したからです。

この質問というか仮説をブランディング会社の社長にぶつけてみました。彼女の答えは、「もともとリクルートという組織は心理的安全性が確立されていた」というものでした。だから、当然の帰結として、社内報のコンテンツにその組織文化がそのまま表れていたのだ、ということです。納得しました。自らが体験してこなかったことに関しては、実際に体験した人の話を傾聴することの大切さを身にしみて感じた次第です。
ただ、自らの広報PRの実践を通して、社内報や広報誌が「心理的安全性」の確立にプラスの影響を及ぼす、ということは実感しています。このテーマは今後も続けて追求していきます。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


11月9日(火) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#52 企業経営の成長5段階(1)


11月9日(火) KOHOgene News
【定期・無料】「広報PRを学ぶためのeラーニング(245講座)」「広報媒体作成のワークショップ(3種類)」「個別相談」のご案内


11月10日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴くコラム 企業経営の成長5段階(1)


11月12日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
中級講座 Ⅰ.理論・基礎知識 戦略設計と活動計画 戦略とは?/経営理念(2)


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