Weekly Digest 先週の記事まとめ

各局の春ドラマが先週から続々と始まっています。今週でほぼ全て出そろうでしょう。あえて自虐的にいえば、筆者はドラマフリークです。ここ数年、4月から大学3年生になった次女とともにどんな新しいドラマが始まるのか、と毎クール楽しみにしています。

筆者は特に企業系や仕事系のドラマに魅力を感じます。もちろんTBSテレビの日曜劇場『半沢直樹』や『下町ロケット』など、池井戸潤氏が原作の人気ドラマも熱心に視聴していました。銀行や製造業で働いたことのない者にとっては、あたかも自分がそこで働いているかのような感覚を味わえる、追体験できることが楽しみの一つでした。ヘッドハンティング専門会社がちょうどクライアントだったころ、テレビ東京で放映された『ヘッドハンター』も想像力を膨らませながら視聴できました。今から4年前の4月スタートの番組です。

筆者が理事長を務めるNPO法人はリスクマネジメントの専門人材を育成する団体です。そこには危機管理の専門家も所属しています。そのため、危機管理の専門家の仕事は銀行と比べれば身近に感じられますし、非常に興味も湧きます。今から約7年前、危機管理の専門家が主人公のドラムがフジテレビで放映されました。ご存じでしょうか。題して『リスクの神様』です。毎回、うなずきながら腹落ちしながら、見入っていました。

筆者には3人の子どもがいます。妻や長男、次女は小説好きでよく読んでいるし、好きな作家も何人かいるようです。筆者はもっぱら経営やビジネスに関する書籍ばかりで、ほとんど小説は読みません。そんな自分自身を振り返ってみますと、企業小説、経済小説だけには夢中になったものです。今から25年前、PR会社に入り広報の仕事に初めて携わりました。そのころに読んだのが『広報室沈黙す』(高杉良著、文春文庫)です。大手損害保険会社の広報室長が主人公の企業小説です。大手企業での広報経験がない筆者にとっては、当時憧れにも似た気持ちを抱きつつ一気に読破したことを鮮明に記憶しています。

ドラマにしろ小説にしろ企業経営や働く現場を扱った物語の数々に、人々は心を魅了されるものです。なぜ魅了されるのか。それは「舞台裏」をテーマにしているからに違いありません。広報の真髄は自ら「舞台裏」を伝えることです。
春ドラマのスタート時期、「舞台裏」の大切さに改めて思いをはせることができました。

先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。


4月11日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#72 パブリシティの未来(6)


4月13日(水) 荒木洋二のPRコラム
聴聴くコラム パブリシティの未来(6)


4月15日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅲ.実務能力編」 広報基本4媒体の作り方と使い方  広報基本4媒体とは?


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