Weekly Digest 先週を振り返る
5月27日、製菓大手の三幸製菓(新潟県新潟市)が記者会見を開く、というニュースを共同通信社が配信しました。同日に同社社員が遺族宅を訪問。その訪問後、共同通信の取材に遺族が応じ、同社社員が遺族の求めに応じ記者会見する、と述べたようです。共同通信のニュースがテレビや地方紙などのメディアでも報じられました。同30日の静岡新聞(夕刊)の報道によれば、本日(31日)、火災事故発生後、初めて記者会見を開くようです。地元紙の新潟日報も同日、同じく報じていました。
三幸製菓の火災事故については、当コーナーで何度も筆者の見解などをつづってきました。2月11日の火事発生後、同15日には火災事故の概要とリスクマネジメントの視点から同社の問題点を指摘しました。翌週の22日には同社の情報開示と説明責任に対する姿勢が極めて不十分であることに、遺憾の意を表しました。同社による4月21日の情報開示後、4月26日、2回連続でわずか3ページの公式資料だったことをうけて、やはり情報開示と説明責任が極めて不十分であり、その姿勢に重大な経営責任がある、と厳しく断じました。
これまで同社は、遺族への対応を最優先するとの理由で記者会見に応じてきませんでした。しかし、今回のニュースを見ると、遺族側からは事実を知るために再三再四記者会見を開くよう求めていたといいます。
ようやく開かれる記者会見。5月半ばとした工場再開もまだ実現できていません。同社の代表は会見で何を語るのでしょうか。会見の全てを見ることができたなら、来週はその会見内容を評したいと思います。
先週、NewsRoomに投稿した記事をまとめてご紹介します。
5月23日(月) 荒木洋二のPRコラム
広報PRコラム#78 未来のパブリシティ(2) 〜パブリシティの未来(番外編)〜
5月25日(水) 聴くPRコラム
聴くコラム 未来のパブリシティ(2) 〜パブリシティの未来(番外編)〜
5月27日(金) 図解と文字で学ぶ! 超解説「広報人 eラーニング」
初級講座「Ⅲ.実務能力編」 ファクトブックの作り方 3.ファクトブックの基本構成 ②目次例